- 2009年7月 1日 01:55
- しらべる
開発をしていると、アプリケーションの配備や管理のためにいくつかサーバーが必要になることが多く、そのほとんどは開発が終わるとしばらく放置されて忘れたころに別のプロジェクトで必要になります。そのときは新しいプロジェクトの仕様にあった環境づくりをするので、再インストールやクリーンアップやバージョンの競合なんかに煩わされる羽目になります。そこで便利のが仮想マシン(Virtual Machine)。さらにいうと、仮想アプライアンス(Virtual Appliance)です。
巷で多い仮想マシンはVMware,VirtualBox,Xenなどですが、これらはすべてハードウェア(PC)のように振舞うソフトウェアです。これにいろいろなOS、サーバーソフトウェアをはじめとするアプリケーションを入れた状態でパッケージしたものを仮想アプライアンスといいます。ダウンロードして起動したらすぐにつかえるサーバーが手に入るわけです。
以下は仮想アプライアンスをつかってみた感想です。
bagvapp
http://bagside.com/bagvapp/
- 対応仮想マシンはVMWareのみ
- バージョン違いを含めると100種類弱のOS
- プリインストールアプリが低層レベル(kernel-devel, cpp, gcc, VMwareTools Adobe flash pluginなど)
- 無償
Virtual Appliances
http://virtualappliances.net/
- 対応仮想マシンが多い(VMware VMDK, VMWare OVF, Parallels, QEMU/KVM, Virtual Iron, Microsoft Virtual PCなど)
- OSはUbuntuのみ?
- LAMP, LAPP, TomcatなどのWebサーバー用のセットが用意されている
- 専用webalizer,phpMyAdminなどのWebコンソール付き
- 無償
JumpBox
http://www.jumpbox.com/go/virtualization
- OSはUbuntuのみ?
- 対応仮想マシンが多い(VMWare, Parallels, VirtualBox, Microsoft Hyper-V, Virtual Iron, Xen, Amazon EC2など)
- アプリケーションセットも豊富 (LAMP, LAPP, RubyonRails, PmWIki, WordPress, Bugzilla, phpBB,MovableType, Trac, Redmine, Nagios, SugerCRM, OpenLDAP, Liferay)
- 一部無償(っていうかいい感じのものは大体有償)
それぞれに長短所ありますが、アプリケーションセットアップという意味では圧倒的にJumpBox。ただRedmineなど多くのアプライアンスは起動数制限のある年間契約による有償プランなので、料金以上にセットアップに手間がかかるかどうか、同時にいくつ起動するかというあたりが検討ポイントです。
あくまで無償をえらぶなら、bagvappやVirtualAppliancesなどのアプライアンスをベースに自分でセットアップしたものを初期VMとしてストックしておくというのが現実的かもしれません。
